変化に富んでいるスイーツ業界。
SNSを頻繁に活用する今の時代だからこそ、多くの人が敏感になっているスイーツトレンド。
今回はその最新情報に迫ります!
韓国生まれのクロッフル
クロワッサン生地をワッフルメーカーで挟んで焼く。という韓国で話題のスイーツです。クロッフルの特徴は、外はクロワッサンのようにサクサク、
中はワッフルのようにもちもちとした食感です。
見た目はワッフルによく似ていますが、食べればクロワッサンともワッフルともひと味違う、新鮮なおいしさを楽しむことができます。
進化を遂げた『ネオ和菓子』
ネオ(NEO)…「新しい」、「復活した」、「近代の」といった意味を持ちます。洋素材をミックスさせた新感覚の和菓子です。
伝統的な職人技術で生み出される和菓子をベースに、見た目も可愛く、洋風な味わいも取り入れたアートな和菓子『ネオ和菓子』がいま注目を浴びています。
伝統の干菓子、寒氷
寒天に砂糖を加えて煮詰め、温かいうちにすり込んで乳白状にしたのち、色付けや型抜きし乾燥させ干し固めたお菓子のことを寒氷と言います。
「越乃雪本舗大和屋」による色とりどりの寒氷「万華鏡のかけら」や、
「菓匠 花桔梗」の「シャンパン寒氷」など、老舗和菓子屋が手掛ける現代に合わせた洋菓子のようなモダンさを含んだ「革新と伝統」がこもった『寒氷』が話題を呼んでいます。
見た目華やかフルーツ大福
「金田屋」が手掛ける『フルーツ大福』は、従来のフルーツ丸ごと白餡と餅で包んだ大福とは異なり、大福を平たく伸ばした上にフルーツを飾り付ける、いわば『デコレーションフルーツ大福』。
インパクトもあり華やかな『ネオ和菓子』は和菓子離れしている若者層にも人気が出てきているので、こちらも人気が増えてくる予感!
自販機スイーツのスイーツ缶
クリーム好きのためのスイーツ缶!として、2022年下半期にSNSでバズったスイーツ缶『なまくり』。
9割が生クリームというから驚きです。
ジュースを買うような気軽さで高級ショートケーキの生クリームだけを頬張る体験ができる新感覚スイーツ。ポストコロナ時代にぴったりな自動販売機で買えるという非接触型購入スタイルを採用していることも話題となりました。
米粉スイーツ(グルテンフリースイーツ)
私たちが普段よく口にするパンやケーキなどは、小麦粉が主原料です。
小麦粉には、食品をふっくらさせたり弾力を持たせる性質をもつ「グルテン」という成分があります。
しかし、なかにはグルテンアレルギーの症状が出てしまう方もいます。
そのような理由から食べるのを我慢している方が選ぶ選択肢の一つとして、小麦粉を使っていない米粉スイーツ(グルテンフリースイーツ)が存在しました。
しかし最近では、ウクライナ情勢などの影響により、輸入小麦の価格が高騰しています。それを受け、小麦粉の値上げをきっかけに米粉を使うスイーツが増えています。
米粉に含まれるでんぷん質による”もちもち食感”を特徴としたロールケーキやショートケーキのスポンジ生地に使われたり、使い方によってはサクサクな食感にも仕上げることができる特性を持つことから、クッキーやカヌレなどにも幅広く活用されております。
まとめ
一瞬にしてトレンドが入れ替わるスイーツ業界ですが、スイーツもその時代に合わせて流行を生み出していると感じます。SNSで情報発信する現代において、写真映えする見た目、かつ健康的なスイーツというヘルシー志向のユーザーが多く、その傾向がスイーツに色濃く出ているのではないでしょうか。